介護士が認知症の予防のためにできること

認知症の予防にまず大切ことは、お年寄りの怪我を防ぐことです。
怪我をしてしまうと、お年寄りの体が衰えることがあります。
例えば、怪我によって寝たきりの状態が続くと、足腰が弱ってしまい、同時に脳の働きも衰えるので、この病気を発症しやすくなります。
お年寄りが怪我をしないようする技術は、介護を学ぶときに習得していますのでそれを日々の仕事で生かすようにしましょう。
お年寄りが服用している薬を知っておくことが大切です。
薬の中には眠くなったり、体のふらつく副作用が出るものがあり、このような薬を飲んでいるお年寄りには、細心の注意を払って接するようにしましょう。
認知症の予防にもう一つ大切なことがあります。それは、お年寄りに不安を与えないことです。
不安があったら、ストレスが生まれてしまいます。
ストレスはこの病気の大きな原因の一つですので日頃からお年寄りに温かく接するようにすれば、お年寄りの不安は小さくなります。
さらに、お年寄りに腹を立てないようにしましょう。
歳をとっているので、普通の大人のように行動することは難しい場合もあることを念頭に置いておきましょう。
なのでイライラしないで、お年寄りの行動をじっと見守りましょう。
もし不安な顔や悲しそうな顔をしている人がいたら、こちらから声をかけて、励ますようにしなければなりません。ほとんどのお年寄りが寂しさや不安を抱えてします。
簡単にそれを解決できなくても、誰かと話をすることで、気持ちを落ち着かせることができるのです。